タロットの誕生カードは、引くものではなく計算するものです。生まれた年月日の数を決まった手順で足していくと、22枚の大アルカナのどれか一枚にたどり着きます。それがパーソナリティカード。その数をさらに一桁まで縮めると、もう一枚、ソウルカードが現れます。同じ生年月日からはいつも同じ二枚が出るので、日々のリーディングで引く札が移り変わるなか、変わらない目印として手元に置いておく人も少なくありません。
上の欄に生年月日を入れてください。計算はこのブラウザの中だけで行われ、生年月日が送信されることも保存されることもありません。このあとは、二枚それぞれの意味、数の足し方、この方法で出る22通りの組み合わせ、そしてノートで誕生カードと付き合ういくつかの方法を紹介しています。
誕生カードとは
誕生カードは、大アルカナを数の読み方と重ね合わせて生まれた考え方です。大アルカナの22枚には0から21までの番号がついていて、この方法ではその番号を一枚ずつの扉として扱います。生年月日がひとつの数に縮まり、その数が一枚の札へとつながる。番号で数えるのは大アルカナだけなので、誕生カードはかならず大アルカナから出ます。数札や人物札になることはありません。
パーソナリティカードとソウルカードを組にして読む方法を広めたのは、タロット研究家のメアリー・K・グリアです。1984年の『Tarot for Your Self』でこの二枚を紹介し、のちの著作でさらに掘り下げました。同じころアンジェレス・アリエンも、トート・タロットを使った手引き書で、一生を通じたパーソナリティとソウルの象徴として二枚を扱っています。日本では「人格カード」「魂カード」と呼ばれることもあります。
これは未来を当てるためのものではありません。誕生カードは、これから何が起きるかも、どんな人であるべきかも告げません。差し出されるのは、自分の暮らしに重ねて眺めるための二枚の絵と、ひとつの素朴な問いです。この札の姿を、自分のどこに見つけられるか。どこには見つからないか。
パーソナリティカード
パーソナリティカードは、生年月日から出た合計を、1から22のあいだに収まるところまで縮めた数の札です。ふつうは外に向かう顔として読まれます。物事への取りかかり方、初対面の人がまず気づくところ、考えるより先に手が伸びる得意なこと。そして、その得意が行きすぎたときの癖も、この札に含まれます。
パーソナリティカードが皇帝なら、物事に骨組みを与える才覚と、疲れた日には人と分け合えるはずのことまで管理しようとしてしまう傾きの両方に、思い当たるかもしれません。星なら、周りを支える穏やかな希望と、自分に必要な蓄えまで人に注いでしまう傾き。どちらの面も、時と場合によって本当です。札が示すのは領域であって、判定ではありません。
ソウルカード
ソウルカードは、パーソナリティの数の各桁をさらに足して、1から9の一桁にした数の札です。いくつかのパーソナリティカードが同じソウルカードを分け合います。たとえば10と19は、どちらも魔術師に行き着きます。そのためソウルカードは、いくつもの外の顔がそこから育ってくる、深いところの流れとして読まれます。
パーソナリティカードがどう動くかを語るなら、ソウルカードは何度でも戻ってくる場所を語ります。選択の下にいつもある問い、それをしているときにいちばん自分らしいと感じる在り方。数日より数年の単位で腑に落ちてくることが多い札なので、そのつど頼るより、ノートに書き留めて折にふれ読み返す人が多いようです。
パーソナリティの数がはじめから一桁なら、二枚は同じ札になります。何かが欠けているわけではありません。人に見せる顔と内側を動かすものが、まっすぐ一本につながっている形として読めます。
誕生カードの計算方法
必要なのは生年月日と、少しの足し算だけです。上の自動計算も、この手順そのままに計算しています。方法はメアリー・K・グリアが『Who Are You in the Tarot?』で示したものにならっています。
生まれた月と日と西暦を、それぞれ一つの数のまま足します。1975年4月13日なら、4+13+1975=1992。
その合計の各桁を足します。1+9+9+2=21。22以下ならそれがパーソナリティの数です。22を超えたら、22以下になるまで各桁を足し直します。
ソウルの数は、パーソナリティの数の各桁を一桁になるまで足して求めます。21なら2+1=3。
それぞれの数を、同じ番号を持つ大アルカナに当てはめます。ちょうど22になったときは、番号0の愚者を表します。この方法で22として数えるのは愚者だけです。
1975年4月13日 → 4+13+1975=1992 → 1+9+9+2=21 → パーソナリティカード:世界/ソウルカード:女帝(2+1=3)
本やサイトによっては、生年月日の数字を一桁ずつ全部足す方法を紹介しているものもあります。同じ1975年4月13日でも、1+9+7+5+4+1+3=30、3+0=3となり、女帝一枚が両方を兼ねる結果になります。1900年から2099年までの日付で比べると、二つの方法で出る札が食い違うのはおよそ半数です。このページの自動計算とプロフィールの誕生カードは、どちらもグリアの方法で揃えています。別の資料で違う組み合わせが出たら、両方を読み比べてみてください。その違いから見えてくるものも少なくありません。
22の誕生数
どの生年月日も、この中のいずれかの数に縮まります。10から22まではパーソナリティカードとソウルカードが別の札になり、全部で13通りの組み合わせがあります。1から9までは、一枚の札が両方の役を兼ねます。
計算の性質上、1になる生年月日はありません。魔術師はいつもソウルカードとして、10と19の奥にだけ現れます。2になるのは月と日と西暦の合計がちょうど2000になる日付だけで、女教皇がパーソナリティカードになるのはごくまれです。たいていは11と20の奥に、ソウルカードとして現れます。
二枚の組(10〜22)
誕生カードとの付き合い方
誕生カードは、急がずに眺めるほど味わいが出てきます。たとえば、こんな付き合い方があります。
- 二枚を並べて、それぞれに一文ずつ書いてみる。今週この札を自分のどこに見たか、どこには見なかったか。
- ふだんのリーディングにパーソナリティカードが出てきたら、立ち止まる合図にする。おなじみの得意を使いすぎていないか、確かめてみる。
- ソウルカードの正位置と逆位置の意味を並べて読み、いまの自分に近いほうを書き留めておく。一年後にそのメモを読み返す。
- 友人やパートナーと見せ合う。同じ数を持っていたり、一方のパーソナリティカードがもう一方のソウルカードだったりすると、話が弾みます。相性の点数をつけるためではなく、語り合うきっかけとして。
札がしっくりこないなら、それも書き留める価値があります。この方法はレンズであって、貼りつけるラベルではありません。いちばん実りのある問いは、ある絵がなぜ自分に合わないのか、というところから生まれることがよくあります。


